歌の魅力・歌詞考察

浜田省吾 心に響くおすすめの名曲・歌詞の魅力17選

tsumakawa

省吾さんの楽曲における歌詞の奥深さや魅力を中心としてご紹介する中で、好きな歌詞やおすすめの歌詞を教えて欲しいという声をよく頂きます。

そこで、この記事では私の個人的に好きな歌詞とその楽曲の魅力、考察記事を合わせてご紹介しますので、一緒に省吾さんの歌詞の世界に浸って好きなフレーズや楽曲を見つけてみて下さい。

日はまた昇る

省吾さんの1990年代を代表する名曲であり人生への応援歌でもある「日はまた昇る」では、若い頃に感じる焦りや不安、そして人生を生きる中で直面する問題に対し、ある程度の人生経験を積み多くのことを乗り越えてきたからこそ垣間見える自信が心地よく、良い意味で楽観的であり余裕を感じさせる歌詞が魅力となっています。

曲冒頭の人生経験に裏打ちされた楽観的な自信とは違い、運命論的とも取れる内容であり、最終的に辿り着く場所は決まっていて、どのようにそこに向かうか、それこそが大切であり、目的地にたどり着いたかどうかではなく、そこに向かっている瞬間瞬間が正に人生そのものだと気づかせてくれます。

運命論的でありながら悲観的でなく、自分らしく生きよう思える部分がとても気に入っており、この曲には幾度となく助けられてきた大好きな曲の1つです。

家路

人はどこから来てどこへ向かうのか。

いつか終わりが来ることが分かっている人生において、誰もが脆く儚い夢を追って迷いながら進んでいく、というメッセージが「家路」の歌詞の魅力です。

いつか人生に終わりが来て、どんなに苦労して手に入れた大切なものでも失う瞬間が訪れる、という事実にハッとさせれます。

「家路」は、聴き手の人生経験や心境によりその時々で色々な解釈をすることができ、楽曲の持つ意味合いも異なる点が魅力です。

聴く度に、少しでもより良い人生に向かって歩み出せるよう背中を押してくれる、そんな名曲です。

初秋

いつかやってくる愛する人との死と別れをテーマとしている「初秋」の歌詞は、上でご紹介した「家路」と同じように、いつか訪れる別れや喪失をテーマとしながらも、自分自身の人生で完結することなく、愛する人との別れについて歌っているメッセージが特徴的です。

誰もが心のどこかで意識しつつも遠ざけている、避けられない運命について考えさせられる歌詞であり、心に深く沁みる名曲です。

ある程度の出会いと別れを経験し、人生の初秋ともいうべき年齢に達した主人公をテーマとしているだけあって、深い叡智と洞察、気付かされる点が多くあり、どんな形であれいつか愛する人との別れが来ることを知っているからこそ、今この瞬間を大切に生きて、愛する人との幸せな時間を噛み締めようと思わせてくれます。

NEW YEAR’S EVE

NEW YEAR’S EVE」は、1988年3月に発売された省吾さん11枚目のアルバム「FATHER’S SON」8曲目に収録されている楽曲であり、共に暮らした男女の別れをテーマとしています。

どちらが悪いわけでもなく、謝罪も愛の言葉も要らない。

時と共に2人の関係性が変わり、別れの他に答えを出せなかっただけであり、特別なきっかけや決定打となる出来事があったわけではない。

それは2人がたどり着いた自然な結論であり、だからこそ避けようのない必然でもある。

少年少女の頃のように、好きと言うだけで一緒になれると夢見ていた頃を過ぎ、別れることが互いの幸せへの第一歩となることもある。

そんな、様々な想いや背景が交錯する現実の恋愛と愛情の形を、リアルに表現している歌詞が魅力の名曲です。

J.BOY

J.BOY」には、失われた20年とも30年とも言われる現代日本において、資本主義に塗れる中で失ったものと、失ったことに気付かずに生きていく社会に対する強烈なメッセージが詰まっています。

省吾さんを語る上では絶対に外せない楽曲であり、ライブやコンサートでも一番盛り上がると言っていいほどファンに愛され、長年に渡って多くの人にメッセージを届け続けている点からもそのメッセージ性の強さや大きさが伺い知れます。

資本主義に傾倒し、失ったものに気付かずすり減っていく社会とそこに生きる人達へのメッセージが印象的であり、他人や社会がどうであるかではなく、1人の人間としてどう生きていくか、どう生きていきたいかを強烈に問いかけてくる歌詞は時代を超えてファンに愛され続けており、聴くたびに背中を押される名曲です。

MONEY

」をテーマとし、敢えてストレートにその叫びと想いを表現したメッセージ性のある歌詞が魅力の名曲が「MONEY」です。

中でも、自分の生活に存在しないものによって刺激され続ける状態を悪夢のようだと形容している歌詞は、資本主義社会そのものを表しており、深く考えさせられます。

自分自身の人生にとって本当に大切なものとは何かを問いかけてくる、時代を経て尚色褪せることのないメッセージ性が魅力であり、性別年代問わず聴いてほしい名曲です。

I am a father

愛する家族のために懸命に働く父親。

そんな父親の姿と心情をストレートな歌詞に落とし込んでいるところが「I am a father」の歌詞の魅力です。

父親の歌であり母親の歌であり、同時に子供達の歌であると省吾さんが語る通り、「家族」というものをテーマに、その裏にある愛情や葛藤がストレートに感じられる歌詞が魅力であり、親世代にも子供にも聴いてほしい名曲です。

家族を守る為に懸命に生きる父親。

しかし、そんな父親も昔は少年であり、気が付けば守るべきものが増え、父親となった自分自身に驚きながらも愛する家族の為に毎日を生きる。

そんな全父親/母親にとっての応援歌であり、子供にとっては親の偉大さに気付かされる、家族愛に溢れた一曲です。

ラストショー

恋愛と失恋をテーマとしており、情景が目に浮かぶような歌詞とまるで映画のようなそのストーリーが魅力の「ラストショー

その中で、主人公と恋人の二人が最も明るく輝いていた瞬間を表す比喩として、星と月を用いています。

まるで自分達が世界の中心であり、映画の主人公だと錯覚するほど幸せな瞬間を共に過ごしているということが伝わってくる素晴らしい歌詞です。

聴き終わった後の、青春映画を観た後のような余韻も心地よく、これからファンになる方にも是非一度聴いて頂きたい名曲です。

陽のあたる場所

愛とは目に見えない不確かなものであり、二人の関係性の中にのみ存在するという事実をテーマとする「陽のあたる場所

歌詞のストーリーの中で、その関係が終わりを迎え、愛を証明することができない主人公の苦悩が現れています。

「陽のあたる場所」は、不倫をテーマとしたラブソングと言われることが多いですが、同時に人生における本当の意味での夢や目的を見つけることの大切さや難しさを伝えるメッセージも含んでいます。

スティーヴィーワンダの名曲である「A Place in the Sun」との関係性も伺え、色々な意味を見出せる名曲です。

僕と彼女と週末に

省吾さん自身が「父親の棺の中に入れた」と発言しているほどの最高傑作であるアルバム「PROMISED LAND

その中にあって一際大きく壮大なメッセージを持つ名曲が「僕と彼女と週末に(The Last Weekend)」です。

曲名の”Weekend”は恋人達の”週末“と人類/地球の”終末“を表すダブルミーニングとなっており、その曲名が表す通り恋人達が過ごす週末のストーリーを通じ、人類と地球の行く末に対する憂い、メッセージを伝える壮大な楽曲となっています。

欲望を最優先し、自らが世界の中心であり万能だと勘違いした人類は、その力の使い道を誤っている、そう警鐘を鳴らします。

深刻な環境汚染や公害を引き起こす科学技術であり、一方では未だに完全な処理方法が見つかっていない原子力を指していると考えられる歌詞からは、多くのメッセージを読み取れます。

人類が扱うには大きすぎる力を、目先の利益を追い求めて長期的な安全性や展望を考えることなく使用した代償として何がもたらされるのか、それがこの楽曲の大きなテーマであり、発売から今まで聴く人の心に大きな問いかけをしている部分です。

是非、世代問わず聴いてほしい名曲です。

マイホームタウン

「僕と彼女と週末に」と同じ「PROMISED LAND」から、戦争が終わり、日本が豊かになる時代に生まれ育った主人公が、閉塞感のある街と単調で今の見出せない人生に嫌気がさし、町を出ることを夢見るという物語を通じ、当時の日本の抱えるメンタリティや生き方への違和感、世界情勢や経済への憂いを訴えかける名曲である「マイホームタウン

省吾さんらしい、聴き手によって多くの解釈ができる歌詞が魅力であり、1980年代の発表から40年近くが経った今なお色褪せることのないメッセージを放つ正に名曲です。

アジアの風 青空 祈り part-2 青空

浜田省吾17枚目のアルバム「Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター」に収録されている「アジアの風 青空 祈り」のうち、「part-2 青空」では、叫びや怒りにも似た平和への想いがテーマであり、戦後や震災を乗り越え歩んできたこの国への想いと、この世界の将来に対する強い願いが表現されています。

多くの壮大なメッセージと想いを表現しながらも軽快なロックサウンドに仕上げており、思わず聴き入ってしまう点が魅力です。

繰り返す歴史から、同じ過ちを繰り返さないために学ぶ。

歴史が示す国家や民族の悲惨な結末、そして戦争がもたらす厄災、災害による悲劇、それらを繰り返すことのないよう、人類が一丸となって乗り越え前に進めるよう、警鐘を鳴らし励ます歌でもあると考えることができ、省吾さんの真骨頂とも言える名曲となっています。

東京

東京」は1980年に発売された浜田省吾6枚目のアルバム「Home Bound」に収録されている楽曲であり、東京における貧富の差をテーマとして描いた歌詞が特徴的な楽曲となっています。

東京における貧富の差と固定化が広がりつつある中で、その状況を対比的に表した歌詞が印象的です。

1980年という時代において、華やかな東京がもてはやされる中で発表された名曲であり、東京のダークサイドが描写されています。

コンクリートで囲まれた大都市の中で、物質的な豊かさを追い求める行きすぎた資本主義の下すり減ってゆく人々の姿を表した歌詞で、発表から40年余りが経った現在において、よりリアリティを感じる歌詞が魅力です。

RISING SUN―風の勲章

RISING SUN」は、1988年発表のアルバム「FATHER’S SON」収録の、戦後日本をあり方を問う名曲です。

「RISING SUN」冒頭の歌詞では、1945年に戦争に負け、そこから高度経済成長を経て1980年代にかけ大きく成長した日本と、沈みつつある夕日のように終わりを迎えつつある日本を、スクラップアンドビルドで再興しようと奮闘した先人達の決意と覚悟が描かれます。

資本主義に傾倒する中で金銭的な豊かさだけが絶対的な価値観となり、守るべき誇りや目指すべき目的地を見失った社会において、何を抱きどこへ進んでいくべきか、そのことに対する迷いが伺える歌詞であり、混迷する時代に向け生きる指針を模索する歌詞には思わず考えさせられます。

君が人生の時

君が人生の時」は1979年に発売された浜田省吾5枚目のアルバムであり、同時にアルバムのラスト10曲目に収録されている楽曲です。

「君が人生の時(Time of your life)」は「君の人生の時」と同様の意味合いであり、瞬間瞬間の積み重ねが人生を作る、というメッセージを伝える名曲です。

良いことも悪いことも、喜びも悲しみもあるけれど、昨日、今日、明日と人生を紡いで、思い通りにいかないことも受け入れながら進むことが人生。

そう言われているような気がすると同時に、理想とかけ離れたり予期せぬトラブルが起こる生活の中で、明日を見て今を生きていくことが人生であり、人生とは正にその積み重ねでしかないという事実に改めて気付かされるメッセージが魅力です。

青空のゆくえ

青空のゆくえ」は、省吾さんのアルバムの中で傑作との呼び声も高く、省吾さん自身も「あまりにも出来が良かった為にその後のアルバム作成に思い悩んだ」と発言している1996年発売のアルバム「青空の扉」のラストを飾る11曲目に収録されている楽曲です。

多くの人生経験を経て人を愛することの痛みと喜びを知り、自分の感情や人との関係性を客観的に見つめる視点を持っている大人の恋愛をテーマとしており、苦しく辛いことがあると知りながらそれでも尚どうしようもなく相手に惹かれていく主人公の姿が描かれます。

年齢を重ねるごとに深く心に響く歌詞は人生を通して何度でも聴きたくなる魅力に溢れています。

若い頃の無邪気な勢いや燃えるような感情に身を任せた恋愛ではなく、恋が魔法でありいつか解けること、痛みを伴うことを経験から知っているからこその諦めや達観からは悲観的な印象さえ受ける一方、多くの苦悩や葛藤、辛さがあることを知っていても尚相手との関係に踏み出す覚悟と愛情も感じ取ることができます。

年齢を重ねるごとに歌詞のメッセージがより一層心に響くように感じられる点が魅力の名曲です。

夢のつづき

夢のつづき」は、2015年1月14日に発売された浜田省吾3枚目のミニアルバム「Dream Catcher」および17枚目のアルバム「Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター」に収録されている楽曲であり、省吾さん初の映画主題歌(アゲイン 28年目の甲子園)としても知られる名曲です。

子供達を立派に一人前に育てあげた主人公が、妻と共にかつて持っていた夢や目標を再び追い求める、そんな事を予感させるストーリーを通じて、いつの間にか大切なものが増え、主語が自分から夫婦、そして家族へと移り変わった親としての幸福を描くと同時に、若い頃に描いた他愛もない夢を時が経った後に2人で追い求めることができる、そんな夫婦でありたい、そう感じさせてくれる「夫婦」をテーマとした名曲でもあります。

最後に

最後までお読みくださりありがとうございます。

省吾さんの歌詞には魅力的なものが多く、人生に大きな影響を与えたり、聴くたびに心に深く刺さるフレーズが散りばめられています。

この記事を通じて少しでも省吾さんの楽曲の魅力と歌詞の世界に興味を持って頂けると嬉しいです。

歌詞だけでなく、オススメの楽曲等も紹介していますので、ご興味のある方は是非読んでみて下さい。

ABOUT ME
tsumakawa
tsumakawa
胎教の時から浜田省吾を聴き続け、サングラスをかけて生まれた28歳。省吾さんの魅力を伝えるべくブログ執筆中。
記事URLをコピーしました