【星の指輪】変わらない夫婦の愛と恋心を描く名曲|歌詞の意味・魅力考察 浜田省吾
星の指輪
「星の指輪」は、1993年発表の省吾さん13枚目のアルバム「その永遠の一秒に」の7曲目に収録されたバラード。
長年連れ添った夫婦の愛の深みを描くストーリーが特徴の名曲で、アルバム発売後にシングルカットされるなど、省吾さんにとって思い入れが強く、ファンにからの人気も高い名曲。
「ラストショー」や「丘の上の愛」でテーマとした、20代の報われない恋の傷、「いつわりの日々」や「愛という名のもとに」におけるパートナーとの関係の終りをテーマとするセンチメンタルな物語ではなく、愛する人と共に人生を歩むことと、変わらない恋心をテーマとしています。
歌詞の概要と魅力
「星の指輪」では、長い歳月を共に歩んできた夫婦の姿が描かれます。時間の経過と共に訪れる変化や困難の中で、それでも変わらない愛と恋心を象徴するのが「星の指輪」です。
指輪は古くから愛の約束や永遠の象徴として扱われており、歌詞中には、そのタイトルの通り、夫婦が過ごしてきた日々の思い出や、これからの未来への希望が表現されています。
結婚し、子供を育て、共に生きた二人が、「これから先もあの頃と同じ関係性で共に生きる」という想いを告げる、変わらない愛と恋の形をテーマとした歌詞が魅力です。
変わってゆく役割と変わらないもの
人は、生きていく中でその役割や立場が変わります。
一人の少年/少女だった人間が、恋に落ち、社会に出て、親となり、挫折しながら成長していきます。
そうして移り変わる人生や社会の中で、変わらない夫婦の愛情や恋心、人生を共に歩むパートナーそして家族への想いがメッセージとして歌詞に込められています。
長い時間を経て形作られる愛情の深さを歌い、その尊さを改めて見つめ直す機会を与えてくれる「星の指輪」は、忙しい日常の中でつい忘れがちな「一緒にいることの喜び」や「互いを思いやる気持ち」をそっと思い出させてくれます。
「愛の形」というテーマ
ハマショーのラブソング、バラードには多くの名曲があり、その中には様々な愛情や恋にまつわるストーリーと感情が込められています。
それは、恋の喜びであったり、失恋の痛手であったり、夫婦関係の終わりによる喪失であったり、家族への愛情であったり、まるで歌詞の数だけ人生があるように様々です。
そして、そのどれもが、聴き手の心に共感や感動を生み、時には内省を促すよう心に強く語りかけてきます。
そんな中にあって、この「星の指輪」は、夫婦の間の変わらない愛情をテーマとするストレートなラブソングとなっており、そのストレートなメッセージは年を重ね、自分にとって大切な人ができるにつれ、より強く、尊く、魅力的なものとなって心に響きます。
歌詞のメッセージと魅力・考察
「星の指輪」が魅力的な理由は、変わらない恋心とパートナーへの想いをストレートに伝えている点にあります。
運命的な恋に落ちるストーリーや、愛し合った恋人との別れや喪失をテーマとするラブソングも魅力的ですが、現実に立ち戻ると、一時の恋愛や喪失よりも、日々を共に生き、長年連れ添う夫婦の関係性は深く強固である反面、変わらない想いを持ち続け、それを自覚し感謝しながら日々を過ごすことは困難です。
近くにいるからこそ、その有難みが薄れ、一番大切にすべき人への感謝や愛情に無自覚になってしまう。
忙しい日々の中で忘れがちな、そうした身近で大切な相手との生活を守り、これからも共に生きていく。そんな、自分自身の中にある決意と想いに気付かせてくれるメッセージが、聴く人の心を捉え、何度でも聴きたくなる魅力となっています。
合わせて聴いてほしい名曲
省吾さんの楽曲には、「星の指輪」の他にも、家族や恋人への愛情や人生への深い洞察をテーマとする名曲が数多くあります。
ここでは、そんな名曲の一部をご紹介します。




最後に
ここまでお読みくださりありがとうございます。
「星の指輪」は、変わらない夫婦の愛をテーマとしながら、人生で大切にすべきものを想い起こさせてくれる名曲です。
アルバム「その永遠の一秒に」に収録されているオリジナルバージョンから、アルバム「初秋」やベスト盤に収録されているバージョンなど、魅力的な演奏と歌声を味わえる名曲となっています。
人生の指針となり、繰り返し聴き返したくなる魅力あふれる名曲ですので、ぜひ一度聴いてみてください。
関連する楽曲
冒頭でご紹介した名曲についても、以下に記事のリンクを貼っておきますので、ぜひ聴いてみてください。
いつわりりの日々
夫婦の別れをテーマとする名曲。愛した人との関係性の終わりとその感情がリアルに落とし込まれた歌詞が胸に響きます。

丘の上の愛
まだ若い青年の恋と失恋の物語。愛と金をテーマとしており、人生で誰もが直面する葛藤や失恋からくる痛みが、聴く人の心を揺さぶります。

ラストショー
青年期の恋愛と別れを描く名曲。若いころの未熟で粗削りな恋愛をリアルに描いたストーリーとメッセージが魅力の名曲

