歌の魅力・歌詞考察

I am a father 歌詞の意味・魅力考察 浜田省吾

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今回は浜田省吾の中で父親をテーマにした楽曲の1つである「I am a father」についてまとめています。

家族を守るために日々を生きる父親の姿が描かれ、全父親への応援歌となっていることは勿論ですが、子供が親に思いを馳せ、親が子供に思いを馳せる等、双方向から「父親」について向き合うきっかけとなる名曲となっています。

ぜひ親子でライブに足を運んで聴いて頂きたい楽曲です。

I am a father

2005年7月6日に発売された浜田省吾の16枚目のアルバム「My First Love」7曲目に収録されており、先行シングルとして父の日の前である6月8日リリースされています。

父親をテーマとし家族への愛を歌った曲であり、同アルバム8曲目の「花火」と対になる曲となっています。

花火 歌詞の意味・魅力考察 浜田省吾

歌詞概要

https://www.uta-net.com/song/26527/

家族が明日も幸せに生きていくため、子供たちが明るい未来の日本を背負って生きていけるように、自分のことを顧みず前を見て生きる父親が主人公として描かれます。

スーパーマンでもヒーローでもなく、特別な人間でもない。

家族のいる家の灯りがまるで宝石のようで、そんな家族を自分の宝として生きる1人の父親の姿が想像できます。

自分の命を賭して子供と家族を守ることを誓う、そんな真っ直ぐな家族への愛と覚悟が父親を突き動かします。

万人に誇れる功績や特別な才能が無くても、家族と過ごせた1日1日の幸せを何よりの誇りとして噛み締める主人公。

無邪気な子供が犠牲にならずに済む社会。

そんな、子供への愛であり平和への祈りが垣間見える深い歌詞が魅力です。

かつて、自分が父親になることなど想像もしていなかった少年が父親となり、子供を育てている。

メリーゴーラウンドのように回り回って自分が父親となり、子供がまた親になり、そうやって世界が廻っていく。

そんなことを考えさせられます。

家族の幸せのため、より良い明日を目指して、前だけ向いて選んだ道をひたすら走る。

少年時代に夢見たムービースターやロックスターでなくとも、気がつけば家族を守る「父親」という偉大な存在になっている自分。

父親の偉大さ、それを支える家族への愛、家族を守る覚悟が感じられる歌詞であり、子供から大人まで胸に刺さる真っ直ぐな歌詞が聴く人の心を惹きつけます。

歌詞の魅力考察

I am a father」の魅力は、ストレートな歌詞で「誰もが戦っている」という当たり前過ぎて見落としがちな大切なことを気づかせてくれる点であり、真っ直ぐな家族へ向けた歌であり、聴く人の心に刺さる曲です。

父親の視点から家族への想いや平和への願いを歌いながら、親であれば子供に、子供であれば親に思わず想いを馳せる曲。

この曲の発売当時まだ子供だった私は、普段顧みることのない、家族の当たり前の日常を支える父の苦労や苦悩を感じ、その気持ちは今も尚心の奥にあります。

家族を守るために、誰かの幸せを願って、誰もが自分の人生と闘っている。

そんなメッセージを届け、一番身近で大切なものに気づかせてくれる素晴らしい曲です。

バラードも名曲揃いですが、この曲に代表されるような真っ直ぐで背中を押される曲もあるからこそ、明日からの活力を得るため、省吾さんのライブに人が詰めかけるのだと思います。

また、この曲の興味深いところは、同じアルバムの中で「花火」と「I am a father」という2曲において全く違う父親像を描いているところにもあります。

家族を守ることに必死な父親と家族を大切に思いながらも家を出る父親。

目に見える結果は違えど、どちらの父親にも葛藤があり、大切なもののために闘っている。

そうして、普段の生活では見落としてしまいがちな大切なものを思い出させてくれる点が、省吾さんの歌が心に刺さり人生に深く影響する所以であると思います。

花火 歌詞の意味・魅力考察 浜田省吾

こんなシーンで聴いて欲しい

父親」をテーマに、家族への愛と覚悟をストレートな歌詞で伝えている「I am a father」

この曲は、子を持つ父親に聴いて欲しい楽曲であると共に、親を持つ子供にも聴いて欲しい楽曲です。

普段近くにいることが当たり前になりすぎて意識することのない家族への愛や想いを感じることができ、身近な人への感謝を伝えたくなります。

一人で聴くのも良いですが、是非親子で聴いて口ずさんで欲しい名曲あり、省吾さんのコンサートへ足を運びその歌詞の世界に浸って共有すると、きっと家族の絆がより深まります。

最後に

この「I am a father」は、曲そのものもさることながら、PVと曲に合わせて制作されたショートムービー(TWO LOVE 「キャッチボール」)にも魅力が詰まっています。

まさに「父と子」の物語であり、その裏にある大人の苦労や葛藤、そして子供の成長や強さをテーマとするムービーであり、曲の世界観を見事に表しています。

PVについては、公式YouTubeに動画があり、ショートムービーについてもDVDがありますので、気になった方は是非ご覧ください。

ABOUT ME
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胎教の時から浜田省吾を聴き続け、サングラスをかけて生まれた28歳。省吾さんの魅力を伝えるべくブログ執筆中。
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