歌の魅力・歌詞考察

アジアの風 青空 祈り part-1 風 歌詞の意味・魅力考察 浜田省吾

tsumakawa

アジアの風 青空 祈り part-1 風

アジアの風 青空 祈り」は浜田省吾17枚目のアルバム「Journey of a Songwriter 〜 旅するソングライター」14-16曲目に収録されている楽曲です。

タイトルから分かる通り「アジアの風 青空 祈り」の3曲で構成されており、クラシックの楽章に倣った構成となっています。

J-POPとしては珍しい構成であり、それぞれの楽曲が異なる音楽性とメッセージを持っています。

音楽とは個人的な祈りのようなもの」そう話す省吾さんらしさが凝縮された名曲となっており、これぞ浜田省吾だと感じたファンの方も少なくないと思います。

省吾さん自身は当初この3曲を限定盤などにのみ収録しようと考えていたそうですが、周囲の強い要望もありアルバムに収録する運びとなったそうです。

それだけ強く心に響くメッセージを持った楽曲であり、多くの方に知ってほしいため今回記事をまとめました。

アジアの風 青空 祈り part-1 風」のテーマは正に願いであり、平和や未来への強い願いが込められています。

詩的な歌詞の中に込められている平和や平穏への祈りや願いがストレートに伝わってくる内容となっており、戦争や平和に対する想いが表現されています。

歌詞概要

https://www.uta-net.com/song/185014/

part-1 祈り」は、どこかで戦い続けている兵士への呼びかけから始まります。

過去の悲しみや悲劇を背負い、光のない闇の中で今も戦い続けている兵士へ、平和への想いと祈りを伝えようとしているメッセージが胸を打ちます。

ここでいう兵士とは、終わらない戦争で戦い続けて傷ついた兵士であり、多くの悲しみや絶望を抱えながらも日々を生きる一人一人の人間だと捉えることができます。

どんなに遠くに離れていようと、どんなに孤独であっても、平和への祈り、安らかな生活への祈りが届くように歌い続ける。

そうした愛情と優しさが詰まったメッセージが魅力であり、人類への愛を歌っているように思えます。

また、省吾さんの平和への願いや祈りがストレートに込められており、被爆2世としてデビュー当時からこの社会や世界に対する平和への想いを言葉にし続けてきた省吾さんの真っ直ぐな想いが現れている歌詞が魅力です。

混迷する時代において、世界はより豊かに発展する一方で、その豊かさを履き違え間違った方向に進んでいないか、犠牲となり苦しむ人間が増えていないか。

発表当時から既に7年が経ち、国際情勢も日々刻々と変化する中で、省吾さんのメッセージはあまりにも心に響きます。

歌詞の魅力考察

アジアの風 青空 祈り part-1 風」では、平和への願いがストレートに表現されています。

これまで多くの音楽と詩を世に送り出してきた省吾さんが口にする平和への願いは、ストレートであればある程心に深く刺さります。

先行きの見えず、ポジションを取ることにリスクがある現代だからこそ、省吾さんのような言葉に重みのあるアーティストが楽曲として世にメッセージを発信し、聴き手それぞれが感じ考えるきっかけとなることは大きな意味を持つと考えています。

また、これだけの大きなメッセージを魅力的な音楽と共に歌として仕上げ、聴かせる点に省吾さんの凄みが現れています。

「アジアの風 青空 祈り」3部作という大作に仕上げている点も省吾さんの想いと祈りの強さを示しているように思え、省吾さんファンのみならず多くの方に聴いてほしい名曲となっています。

最後に

最後までお読み下さりありがとうございます。

アジアの風 青空 祈り part-1 風」は省吾さんの平和への想いがストレート伝わってくる楽曲であり、これまで平和や反戦をテーマとした多くの楽曲を世に送り出してきた省吾さんらしさが詰まった楽曲です。

省吾さんのファンは勿論、これからファンになる方にも長年にわたって聴き続けて欲しいメッセージに溢れていますので、「part-2 青空」「part-3 祈り」と合わせて是非聴いてみて下さい。

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胎教の時から浜田省吾を聴き続け、サングラスをかけて生まれた28歳。省吾さんの魅力を伝えるべくブログ執筆中。
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